DON'T PASS MUSIC BY

"嘘八百 is not a metaphorical expression in our country."

プログレ

第60回「Bobby Harrison」(9)

Procol Harumの正ドラマーはB.J.Wilsonです。オリジナル活動時代の全作品に関与したという物理的事実、前身のThe Paramountsにも居たという歴史的事実、そして彼のドラミングこそがプロコル・ハルムの楽曲を高次に引き上げたという芸術的事実によってそう断…

ロックンロール青果店(11)

(11)Kevin Ayers「Guru Banana」(1975) これも変な曲かなあ。「バナナ導師」って……? さすがKevin Ayers、このへんてこセンス、でありながら妙にキャッチーな曲。1975年のアルバム『SWEET DECEIVER』の2曲目に収まっております。ちなみにこのアルバム、…

ロックンロール青果店(6)

(6)Strawbs「Lemon Pie」(1975) 「レモン」ていうのはよく歌の題材になる方で、Led Zeppelinの「The Lemon Song」だとかが浮かぶ方もおられるでしょうけれども……Strawbs(イチゴ?)が「Lemon Pie」っておもしろくありません?という一点からこちらが登…

第59回「Automatic Man」(6)

Automatic Man関連枠最終回。(作品は前回の続き。) Various Artists『THE DUTCH WOODSTOCK』(2013)DVD+Audio CD 【DVD曲目】 Santana「Gumbo」 Al Stewart「Zero She Flies」 Canned Heat「Human Condition/ The World's In A Tango/ So Sad」 Quintess…

第59回「Automatic Man」(1)

ようやく3周目に入りました。「A」、こんなのは如何でしょう。短命ではあったものの実に味のある作品を残していたAutomatic Manです。 ことの始まりはSantanaの名ドラマーMichael Shirieveが新しい方向を模索し始めたことでした。Stomu Yamashta(ツトム・ヤ…

どんぱす今日の御膳039

039 California Guitar Trio「Hanagasa」(『CG3+2』2002) 民謡「花笠音頭」をなぜかカリフォルニアのギタリスト達(ロバート・フリップの門人)がやっているという。これはトリオの一人森谷英世さんが持ち込んだアイディアだったみたいです。 ふだんはギタ…

時代の産物を追う?〔続〕(24)

<2019年作品> (3)Nick Beggs『WORDS FAIL ME』(UK) プログレ界隈で引っ張りだこのベーシスト/スティック奏者Nick Beggsさんのソロアルバム新作。ニックさんというと私にとってはLifesigns(キーボーディストJohn Youngさんのバンド)のデビュー作で弾…

どんぱす今日の御膳034

034 Eno(Brian Eno)「Third Uncle」(『TAKING TIGER MOUNTAIN(BY STRATEGY)』1974) 以前ブログ本編(第36回「You Really Got Me大特集」(7))で801というグループのライヴ盤(『LIVE』、1976年)を紹介しましたが、そこに入ってる疾走曲(10曲目)の…

時代の産物を追う?〔続〕(23)

<2019年作品> Steve Morse先生が参加してるのでわたしがスルーするわけ(にいか)ないプログレ・バンドFlying Colors。これまでに二枚のオリジナル・アルバムと二枚のライヴ・アルバムを出してますが、どれも高品質。ドラムは元Dream TheaterのMike Portno…

時代の産物を追う?〔続〕(21)

後藤マスヒロさん目当てでチェックした金属恵比須。『阿修羅のごとく』の話はちょこっとしましたよね(時代の産物を追う?(4))。その後、ライヴ盤『OFFICIAL BOOTLEG VOL.1:灼熱のライヴ』(2017)にも手を出してました。その後はあまりきちんとフォロー…

時代の産物を追う?〔続〕(20)

予備知識無しで、専門店で見かけた2枚組がなんとなく気になって手に入れた品。イタリアのバンドらしいですが、いわゆるプログレ・メタルですかね。Dream Theater以降、こういうのが本当によく出てくるようになったねえ。 (10)Soul Doubt『THE DANCE OF LIG…

どんぱす今日の御膳015

015 Arthur Brown/Vincent Crane「Nothing We Can Do」(『FASTER THAN THE SPEED OF LIGHT』1980) 英国が誇る知的音楽奇人アーサー・ブラウンと、Atomic Roosterのマスターマインド故ヴィンセント・クレインが(The Crazy World of Arthur Brown以来)久々…

どんぱす今日の御膳013

013 Area「Luglio, Agosto, Settembre (Nero)」(『ARBEIT MACHT FREI (Il Lavoro Rende Liberi)』1973) イタリアン・プログレの至宝アレアの名曲。変拍子はバリバリだわ、ヴォーカリストは常人離れしてるわ、ヨーロッパっぽいのかアジアっぽいのか不可思議…

どんぱす今日の御膳010

010 Amon Guru「Culture in a Small Room」(『DIE KRAUTROCK EXPLOSION』2007) アモン・デュールやグル・グルのメンバーを含むジャーマンロック(クラウトロック)の“スーパーグループ”(!?)の作品。この曲のオリジナル録音は1996年だとか。 「うにょん…

どんぱす今日の御膳001

本ブログ水曜・土曜は文章が長くなるきらいがありますので、もうちょっとコンパクトな企画も入れてみましょう。「1アーティストから一曲紹介」するシリーズのはじまりはじまり。(うまく続くかわかりませんが、月曜・木曜更新を目指してみます。) 001 John …

温故知新旧稿再録(13)「プログレッシヴ・ロック特集」(8)

前回から続いて、「その他いろいろ」。 これを書いてから数年後に、XTCがCaptain Beefheartの「Ella Guru」をカヴァーしてたっていう音源を聴いて、驚きながらも納得したのを思い出します。Andy Partridgeはビーフハートとかフランク・ザッパとか好きだった…

温故知新旧稿再録(12)「プログレッシヴ・ロック特集」(7)

むかし書いたプログレ紹介文、特集その四は「その他いろいろ」。当時(2006年3-5月執筆)聴きだして面白いと思ったものを好き勝手挙げてる感じですかね。 (以下旧稿) --------- PROGRESSIVE ROCK Vol.4 various approach 1.Tubular Bells Pt.1 *1973(Mike…

温故知新旧稿再録(11)「プログレッシヴ・ロック特集」(6)

日本のプログレ特集、後編。当時のわたくしの好み(偏愛)がわかりますな。何が何でも聖飢魔Ⅱに引き込むやり口は変わってないし…… あ、なお、文末の注釈も執筆当時(2006年)に付けていたものです。 ---------- PROGRESSIVE ROCK vol.3 in Japan 6. Go on!*1…

第45回「Mark O'Connor」(4)

前回の続きで、Mark O'Connorさん入りのThe Dregs(Dixie Dregs)作品のお話です。 The Dregs『INDUSTRY STANDARD』(1982) 1. Assembly Line 2. Crank It Up# 3. Chips Ahoy 4. Bloodsucking Leeches 5. Up In The Air* 6. Ridin’ High♭ 7. Where’s Dixie?…

温故知新旧稿再録(10)「プログレッシヴ・ロック特集」(5)

まだまだ続くのでございます。次は「日本のプログレ」。ラインナップにはいろいろ異論も出そうですが、十数年前はこのあたりが大好物で聴きまくっていたので…… (以下旧稿) ------ PROGRESSIVE ROCK vol.3 in Japan 1. 二重人格*1981(美狂乱『美狂乱』) 2. …

第45回「Mark O'Connor」(3)

さて、種明かし。なんで私がMark O’Connorさんの作品に手を出したかといいますと、氏がThe Dregsのメンバーだったことがあるから。それだけ。The Dregsは、Dixie Dregsの名でデビューした米国産カントリー・ジャズロック・フュージョン・プログレバンド。何…

温故知新旧稿再録(9)「プログレッシヴ・ロック特集」(4)

前回から続いております。「こんなのもあるね」プログレ集(2006.3-5作)。 ----- 10. Island*1969(Renaissance『RENAISSANCE』) 11. Fantasia*1976(Jon Lord『SARABANDE』) 12. Bouree*1969(Jethro Tull『STAND UP』) 13. Silver Machine*1972(Hawkwind『IN…

温故知新旧稿再録(8)「プログレッシヴ・ロック特集」(3)

土曜回顧談(NAPES話)は先週で完結いたしました。この間に、「Yahoo!ブログがサービスを終了」という話が進んで、「移転をどうしよう?」と些か困惑気味ですが、7月ごろには方針を固めたいと思っております。 今週からは、「Teenage Dream」シリーズより前…

温故知新旧稿再録(7)「プログレッシヴ・ロック特集」(2)

プログレbig name編の後半です。いかにも客観的を装って「コレがプログレの標準」みたいに述べてますが、“テクニカル”好きな趣味が丸出し。ご笑覧あれ。 ----- PROGRESSIVE ROCK Vol.1 big name 7.Cat Food*1970(King Crimson『IN THE WAKE OF POSEIDON』) 8…

温故知新旧稿再録(6)「プログレッシヴ・ロック特集」(1)

何のために書いた文章か忘れてしまったのですが(2006年3-5月の執筆という記録のみあり)、「プログレ」についてあーだーこーだ言ってるのが出てきましたので掲載。たぶん、友だちにお好みテープを押しつける際の附録に作ったんだと思います。最初に出てる曲…

第41回「Ice Age」(4)

さて、Ice Age回の締めくくり、現時点でのラストアルバムにして最高傑作『LIBERATION』のご案内。ちなみに、私はこちらを先に聴きました。これもひょっとするとDisk Heavenで買ったんだったかも。いやあ、お世話になりました。 Ice Age『LIBERATION』(2001…

第41回「Ice Age」(3)

ホームページがありますので、そこを参照しつつIce Ageのおもなメンバーの来歴などをちょっと拾ってみましょうか。 Josh Pincus(Vo & Key): 6歳でピアノを弾き始め、クラシックも学ぶようになる。後にスクールオーケストラで演奏したりハイスクールコーラ…

温故知新旧稿再録(4)「ハードロック前史」(中篇)

さて、中篇です。今回は割と「テクニカルな」ロックの先駆者を挙げた感じになってますね。 -------- (4)King Crimson「21st Century Schizoid Man(edit)」『IN THE COURT OF THE CRIMSON KING』(1969) プログレッシヴロック界の最重要バンド。1969年のこの…

時代の産物を追う?(20)

本題に入る前の「お仕事紹介」がこんなに長くなるなんて……ちなみに、「ご紹介」は次回まで続きまする。 ⑬John Lodge『NATURAL AVENUE』(1977) The Moody BluesのベーシストJohn Lodgeのソロ・アルバム。クリスの参加は数曲で、どうやらソロ要員のようす。…

第40回「“HEAVEN & HELL”」(23)

(6)Mogul Thrash『MOGUL THRASH』(1970、UK) 元ColosseumのJames Litherlandのバンド……ですが、私は若きJohn Wettonがプレイしていた(初レコーディング?)ということに興味を持ち接近。プログレのディスクガイドにはよく載ってるんですが、売ってると…