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どんぱす今日の御膳264

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East Of Eden「To Mrs. V」(『EAST OF EDEN』1971)

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 英国のプログレッシヴ・ロック・バンドEast Of Edenの1971年作から。例によって専門店の中古コーナーをうろついている折に、なんとなく気になって手に取った一品。Harvestレーベルから出たジャズ・ロックだったらハズレはないだろうみたいな判断でした。(帰ってからよく調べたら、まったく別の機会に彼らの1997年作(再結成後の作品『KALIPSE』)を手に入れていた私。音源管理がなっていない……)

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 まあそんなことはいいんです、音の方は期待通りの作品でしたので。この「To Mrs. V」は、ソウルフルなヴォーカルにライヴリーなリズム、それにDave Arbus氏による上物(Sax・Flute・Violin)が乗っかるナンバー。ギターのカッティングも効果的でクールだ。楽曲終盤は、イタリアのプログレバンドがやりそうな地中海風(?)メロディとリズムに転じて幕。このプログレ+ジャズ・ロック風味は、Bob Downes Open Musicのようなテイストにも思える……管楽器のせいかな。

 

 Dave Arbusさんというと、あれですね、The Who「Baba O’Riley」でヴァイオリンを弾いた人ということも有名ですが(Keith Moonの友達だったそうで)、ちょうどあの伝説的プレイをしてたのと同じ時期(1971)の作品がこの『EAST OF EDEN』ということになるんじゃないでしょうか。そうやって聴くとまたおもしろいね。

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