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John R. Pierce「Stochatta」(『COMPUTER MUSIC CURRENTS,Vol.13:The Historical CD of Digital Sound Synthesis』1995)
変わったCDを手に入れちゃったので。デジタル・サウンド(ミュージック?)の歴史的カタログ集(らしい)。なんか分厚いブックも付いてましたが、気力が足りず読んでません。済まぬ……
John R. Pierce氏(1910-2002)はアメリカの電気技師/科学作家でいらしたそうで、その界隈ではとても著名なようです。この「曲(Stochatta)は」(全長42秒)は、私のような者には昔なつかしいファミコンのサウンドに聴こえる、牧歌的なメロディの作品。クレジットによると1959年の作品ということですから、先駆的なものだったのでしょうか。コンピューター音楽の歴史、小生はほとんど無知に等しいので……誰か教えて。
なお、この45トラック入りコンピの中では「Variations In Timbre And Attack」(1961)・「Sea Sounds」(1963)・「Eight-Tone Canon」(1966)の3曲もジョン・ピアースさんの作品ということです。「Variations In Timbre And Attack」はなんか幽霊でも出てきそうな(?)音楽、「Sea Sounds」は海というよりは強風(?)、「Eight-Tone Canon」は電子音が畳みかけるカノンで、おもしろいことはおもしろいです。