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どんぱす今日の御膳145

145

Kansas「Diamonds and Pearls」(『VINYL CONFESSIONS』1982)

 名曲目白押しのKansasの中でも異色作とされますコチラ。メイン・ソングライターKerry Livgren(第12回「Kerry Livgren」(1))の作曲であるにもかかわらず、それまでの王道スタイルとは違ったものを出してきました。リードヴォーカリストがSteve WalshからJohn Elefante(どんぱす今日の御膳001)に交替してのアルバム、ということも関係したのか……

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 特徴はいくつかありますが、従来にないジャズっぽいスウィング風味の楽曲という点が一つ。豊富なホーンの導入(終盤にはソロ有り)がさらに一つ。ジョンまたはケリーのプレイになるピアノの独特な入り方(0分50秒辺りほか)がもう一つ。この曲単品で聴いたら、カンサスだとは思えないかもしれないレベル。

 

 私なぞも初めて聴いた時には、「カンサスというよりビリー・ジョエル(77-78年頃の)っぽい!」と思ったものでした。


 いま聴きなおしてもその印象は変わらないかな。いい意味で、彼らの力量の幅広さを表していると思います。ライヴでも当時は演奏されていまして、そっちでPhil Ehart(Dr)のスネア・ワークを味わったりすると、「ああ、やっぱりKansasだ」と思えるのですがな。フィル・イハートさんってあまり「スーパードラマー!」と祀り上げられない方ですけど、カンサスの背骨は間違いなく彼の太鼓ですぞ。