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Michael Quatro「Prelude In A Flat Crazy II 」（『IN COLLABORATION WITH THE GODS』1975）
米国の鍵盤音楽家Michael Quatro氏のことは、実はDUプログレ館で出くわすまではよく知りませんでした。かのSuzi Quatroの兄上であるなんてことも……。たまたま割引セール品の中にこの『IN COLLABORATION WITH THE GODS』が入ってたんで買ってみたといういい加減さ。マイケル先生すみません。
キーボード主体のプログレ作……というと、フワフワしたイメージを思い浮かべそうですが、生ドラムや電気ギターをしっかりフィーチュアした、なかなかにエキサイティングな作品。中でもこの「Prelude In A Flat Crazy II 」は、名ギタリストRick Derringerをリード・ギターに迎えた強力作。リックとか、似たような位置にいたRonnie Montroseとか、アメリカン・ハードロックの立役者たちって、「ロック一辺倒」に見せかけて、プログレやらフュージョンやらもお手の物だったりするから凄いっす。
LPのA面全体を使った組曲「In Collaboration With The Gods」（19分24秒）から、B面ラストのドライヴィング・ロックーーちょっとGrand Funk（「Black Licorice」とか）を思わせるーーSweet Lovin’（2分59秒）まで、ダレずに楽しませてくれるマスターMichael Quatro氏に脱帽の一枚。
