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"Louis XIV, finesse and force......."<Chroming Rose>

第40回「“HEAVEN & HELL”」(25)

8Rhett ForresterGONE WITH THE WIND1984USA
 Riotがらみのものは何でもチェックしたい小生、Heavenの棚にコレがシレっと並んでるのを見つけた時は嬉しかったなあ。RiotRESTLESS BREED』『BORN IN AMERICAで歌っていたシンガーのソロアルバム。プロデュースはCarl Canedy
 
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 再生してビックリしたのは、その音像の「メタル度」の高さ。Riotの作品では、ブルージーなテイストを彼が持ち込んでいたように思っていたので……。冒頭、高速二拍三連のメタルソング「Gone With The Wind」にまずやられる。Paul Kayenのメタリック・リフ&ソロも80年代風。次の「Cranky Boy」は、Riotの「Hard Lovin’ Man」風のヘヴィソング。「♪whao~」っていうお得意のシャウトも其処此処で炸裂。

 3曲目は元Virgin SteeleのギタリストJack Starrとの共作「The Last Thing I Do」、泣きのパワー・バラード。Aメロの歌い出しはKlaus MeineScorpions)っぽくも聴こえる、意外に繊細な味もあるRhett歌唱。Paulの弾き過ぎギターソロも微笑ましい。Paul Kayenさんはニューヨーク界隈でRod Morgenstein(元Dixie Dregs)やRichie Cannata(元Billy Joel Band)ともプレイしたことがあるらしいです。
 
 お得意ミドルテンポの「Assume The Position」もキャッチーなコーラスが好いね。キーボードのキラキラしたフレーズから始まる「Voyage To Nowhere」もヘヴィな楽曲。次の「Shake The Shadow」は、Riot時代にはあまりやったことのないスピードナンバー。コーラスは単純なんですが盛り上がる。Paulのソロも結構結構。
 
 7曲目も力強い歌唱の映えるミドルテンポのヘヴィソング。Carl CanedyThe Rods)のドラミングも骨太で、本アルバムのメタル色はプロデューサーでもある彼の好みが関係していそう。次の「Movin’ In For The Kill」はRiot時代をちょっと思い出させるけど、よりアグレッシヴな歌になっているかな。そして最後はThe Rolling StonesLive With Me」の重ためカヴァー。この曲は他に、NWOBHMの名バンド(そして現在も活動中というのが素晴らしい)Girlschoolも素敵なヴァージョンをものにしていましたが、Rhettのはとにかくヘヴィ。私なぞ、後からオリジナルを聴いたので、「アレ、こんなに軽快なの?」とか思ってしまったほど。Rhettのハーモニカ・プレイも聴けますよ。
 
 結局全曲紹介しちゃった。いや、やっぱりいいよコレ。パワーメタルとかスピードメタルとか分化する以前の、「ヘヴィメタル」が聴けるっていうことが素敵。