DON'T PASS MUSIC BY

"Fashist an di attack ,den wi countah-attack......"<Linton Kwesi Johnson>

どんぱす今日の御膳242

242

Impellitteri「Symptom Of The Universe」(『THE NATURE OF THE BEAST2018)

www.youtube.com

 ヤング・ギター誌のWeb上奏法企画「ピッキング王たちの右手解析」っていうのを何となく再生したら、クリス・インペリテリが登場しておのれのピッキング技術を惜しげもなく披露してて、「ああ、この人まだまだ元気なんだな」とうれしくなりました。

 

 オリジナル・アルバムのチェックがもう10年以上前の『WICKED MAIDEN』で止まってたんですよ。というのも、そのアルバムが旧作(ロブ・ロック時代)の焼き直しに思えてたから。近作はスルーしていたのですが――ゴメン!――、やっぱり偉大なギタリストのプレイには、私のごとき非ギタリストをも惹きつけるところがありますね。現時点での最新作『THE NATURE OF THE BEASTを聴いてみようという気になりました。

 

 いまは昔と違って、「とりあえずYouTubeで」っていうのができちゃう困った時代。オフィシャルMVを探したら最初に出てきたのがこのBlack Sabbathのカヴァーでしたよ。「オリジナルじゃないのかい」とテキトーに流していたのですがすぐに反省、こりゃあなかなかいい出来だ。クリスのギターが主役なのは当然としても、Rob Rockのヴォーカルが予想外にはまってる。別にOzzyの真似なんかしてないのですがね。(“♪Sympton of the universe…”のところ、オジーは“シンプ・トンジ・ユーニ・ヴァース”と歌っているが、ロブは“シンプトン・オージ・ユーニ・ヴァース”と歌っておるのだ。)間奏の一部分でサバスの「Heaven And Hell」みたいなフレーズも挟んだりして、バンドの諸君が古典HR を深く愛好してることもうかがえるし。

Primary

 あと、MVだと、クリスの長年の盟友James Pulli(Ba)の雄姿も見られるし、ドラムはPatrick Johanssonだしでお得感あり。(『THE NATURE OF THE BEAST本編ではJon Detteが叩いてるけど、MVではパトリックが登場。彼は近年ではイングヴェイとの仕事が有名かもしれないけど、私にとってはStormwind『REFLECTIONS』(2001)でプレイしてた凄腕!なのよ。)

 まだチェックできていませんが、最近三枚組のベストなんかも出したようで、インペリテリはまだまだ元気なよう。ありがたいことです。

www.youtube.com