(14)Jimmy Smith「Plum Nellie」(1957)
これは「プラム」そのものというより、人の名前(風)なんでしょうかね。ジャズナンバーで歌詞がない(インスト)ので、うかがい知ることは出来ませんが。
ジャズ・オルガンの達人Jimmy Smith『JIMMY SMITH AT THE ORGAN Vol.2』(1957)の冒頭にある曲でございます。
ジャズ・ナンバーといいましたが、この曲はブルーズの構造をもつスロウ・ナンバーというべきでしたかな。Lou Donaldson(Alto Sax)、Eddie McFadden(Gt)、Donald Bailey(Dr)がバックアップ。ジミー頭領のソロもたっぷりフィーチュア。ベイリーさんのキレのよいドラミング(特に金物)もいいなあ。
ジャズ・オルガンというと、それまではTony Williams(Dr)なんかと一緒にやってたLarry Youngくらいしか知らなかった(ジャズ・ロック好きとしての興味が湧かなかった)んですが、名人とされる人のプレイはやはり良いです。
あとやっぱり、この「オルガン」の音色って、他に代えがたいですよね。ロック界隈でも、Jon Lord、Keith Emerson(初期)、Tony Kaye(初期)あたりの「オルガン弾き」は、器用な「シンセ弾き」以上にこちらの琴線に触れてきます。