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"Louis XIV, finesse and force......."<Chroming Rose>

第35回「Explosicum(爆漿楽隊)」(4)

2異端楽隊『濃霧鎮』2003
1.濃霧鎮
2.異郷人
3.霊魂牧師
4.一夜哀
5.通霊
6.附魂的徴章
7.毀滅中拯救
8.祭典上的背信
9.趕尽殺絶
メンバー
 楊立(VoKey
 失血(Gt
 萬欣(Gt
 悪毒(BaKey
 胡建国(Dr
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 ファーストアルバム『賛美詩』は、ヴォーカルのグロウルを別とすればパワー・スラッシュ色が強かった(ドラムの甲高い響きも相まって)のですが、本作はぐっとシンフォ・ブラックメタルに寄りました。1曲目「濃霧鎮」からしてキーボード(By悪毒=邱剣化)がリードする。2曲目も似た雰囲気か。キーボードの長尺イントロから、ドラムが打ち込み風に聴こえるところまでね。3曲目なんかは、シンフォなパートと陰鬱な歌だけ。4曲目はメタルメタルしてるかな。5曲目はまた十八番(?)のロング・キーボードイントロからのグロウルブラック。最初から爆走するのは8曲目。陰鬱な語りがいやあな気分にさせてくるところに、デス・ヴォーカルが加入……しかしドラムはやはり打ち込みかなあ。どうも私は得意でない。そして、お得意のパターンによる9曲目で締めくくり。
 
3OrdnanceSTRUGGLE軍械所『闘争』2005
1.我們来了――撒旦!(We Are Coming, Satan)
2.革命(Revolution)
3.燃焼的烈火(Burning Fire)
4.You Are Ice Cold
5.這不公平(Unfairness)
6.我就是地獄(I Am the Hell)
7.闘争(Struggle)
8.覚醒(Awakening)
9.開口説(Wanna Say)
10.痛恨這時代!(I Hate the Times)
11.未来的幻覚(Future Hallucination)
メンバー
 応鵬(Vo
 劉立新(Gt
 王健(Ba
 趙鵬(Dr
 
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 さっきも書きましたが、このバンドのパンテラ度は凄い。オリジナリティを求めるなら、まあいま一つなんですけど、ヴォーカルのPhil Anselmoリスペクト、ギターのDimebag Darrelなりきりっ振りは他の追随を許さない。で、やりきるだけの技量はありますしねえ。冒頭の短い「我們来了――撒旦!」はドラムのパターンがインテンスで良い。「革命」にしても「燃焼的烈火」にしても、“どっかで聴いたような”というのが気にならなければ、テンションの高い演奏のレベルは見事なもの。Explosicumのファーストアルバムの「スレイヤー偏愛」もそうでしたが、“俺たちゃとにかくこれが好きなんだ!”っていうので貫徹してるのは微笑ましくて支持したくなります。バンドは続いているようですが、オリジナルアルバムがメジャーで出せないなど困難がある様子。頑張ってほしいグループです。
<完>