すみません、今回も若干埋め草的記事になってしまいますが……
ちょっと自分が持ってる音源(お皿の枚数)を整理してみたのですね。すると、結構な偏りというか、「こんなに集めてたのか」というアーティストが何人かありまして。要は、わたくしめがかなり気に入っている人たちということになるんですが、ちょっと書き出してみますと、前回取り上げたXTCは40点以上。(オリジナルアルバム、編集盤、ライヴ盤等込みで。以下同じです)それから、
Billy Joelは60点以上で、最多かも。映像(VHS/DVD)も片っ端から集めてるな。それから
YESが25点程度ありました。プログレだとKING CRIMSONも多いですが、
EMERSON, LAKE &PALMERは15点ほど。EL&POWELLも含んでますが。意外にも
PROCOL HARUMも同じくらいありました。このバンドはドラマーB.J.Wils-
onも要注目。彼らは「A Whiter Shadeof Pale(青い影)」が有名だけど、それだけじゃない!
HUEY LEWIS & THE NEWS、10点以上。アメリカン・ロックの良心!
あ、あと、こちらも前に少しだけ触れましたが
聖飢魔Ⅱがあった。リマスター盤買い直しも含めるとやはり60点ほどに。
こんな数字ばかりじゃつまりませんね。各アーティストの「今日の1曲!」を挙げさせていただきましょうか。
(1)Billy Joel「Leave A Tender Moment Alone」(『AN INNOCENT MAN』1983年):昨年亡くなったジャズ・ハーモニカの名手Toots Thielemansさんがゲスト参加しています、心安らぐ一曲。動画サイトにはライヴ・ヴァージョン(Tootsさんも登場!)もあったと思います。
(2)YES「The Calling」(『TALK』1994年):わたくしはTrevor Rabin(Gt, Vo)擁護派です。ひねりがありつつポップな曲を書ける職人!英国ジャズロック(John McLaughlinなど)の流れを受け継ぐギターソロも味わい深い!この曲ははじめYESのベスト盤で聴いたんですが、並み居る他の名曲群の中でも爽やかさの点で際立っていて驚きました。
(3)EMERSON,LAKE & PALMER「Jerusalem」(『BRAIN SALAD SURGERY』1973年):英国の聖歌のカヴァー。むかしベスト盤で聴いた(このパターン多いな)ときは、「あんまりロックっぽくない」と感じてさほど気に留めなかったんですが、あらためて聴くとこの荘厳さはなかなか他では得られないなと。Emersonのオルガン+Lakeのヴォーカル+Palmerのドラムを十分堪能できる2分50秒。
(4)PROCOL HARUM「Whiskey Train」(『HOME』1970年):「青い影」のクラシカル風味とは別の、R&B・R&R色濃厚な1曲。Gary Brookerのソウルフルなヴォーカルも良いし、小生の敬愛するB.J.Wilsonのドライヴ感満点のドラミングも素敵ですが、ここじゃ主役はギターのRobin Trower先生。メインリフ・オブリ・ソロと気合入りまくり。ブルーズロック・ギター、ハードロック・ギター好きは必聴。
(5)HUEY LEWIS & THE NEWS「Couple Days Off」(『HARD AT PLAY』1991年):“80年代バンド”のイメージが強い彼らですが、現在も現役。91年のこのアルバムもなかなかの力作。ハードなシャッフリングR&R「Couple Days Off」は、作曲者の一人であるChris Hayesのギターも良い感じ。
さて本編も、次なる「Y」を鋭意準備中でございます。どうぞお待ちくださいませ。