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どんぱす今日の御膳280

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The Surfaris「I'm A Hog For You」(『PLAY』1963)

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 年の瀬にどうかとも思いましたが、当ブログ未紹介のアーティストも出しときましょう。言わずと知れたアメリカのサーフ・ロック・バンド。サーファリーズでまず有名なのは「Wipe Out」というインスト・ナンバーなのですが、私はこの曲をThe Ventures経由で知りました。(というか、昨年になるまでずっとベンチャーズのヴァージョンしか知らなかった。)シンプルながらパワフルなドラムソロが印象的なナンバー。

 

 で、てっきりインスト・バンド(それこそベンチャーズみたいに)なのかと思ったら、歌入りの曲もありました、っていうのが今回の「I’m A Hog For You」。職人作曲家Leiber= Stollerの作になる、The Coasters1959年のシングルB面曲(A面は「Poison Ivy」)。

 Lord Sutchがライヴでやったり、Dr.Feelgoodが好んでとり上げたりしてるあたりからも、英国パブロック的界隈のフェイヴァリットだったことがうかがえますね。

Primary

 コースターズのグルーヴィ―なヴァージョンに比べると、いかにもビート・バンド的な性急な風情になってます。(Chuch Berryの「Too Much Monkey Business」をThe Kinksがやったらみたいな。喩えとしてわかりにくいかな?)いえ、悪くはないのです。サーファリーズのキモはドラムにあることがよくわかりますからね。ドラマーRon Wilsonさん……1989年に亡くなっているそうですが、この方の偉業は今からでも追う価値ありではないかな。では「Wipe Out」も。

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