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Pacific Ocean「Subterranean Homesick Blues」(『PACIFIC OCEAN』1968)
はい、こちらはBob Dylanの有名曲。ただし、演奏しているのはPacific Oceanというバンド。DUの「商品詳細情報」によると「EDDIE〔OLMOS〕の渋くソウルフルなしわがれ声と漢のコーラスで時代のブルース・ロック、サイケデリック・ロックを乗り切りながら場合によってはSTEVE MARRIOTT/HUMBLE PIEにすら例えられる名演の全9曲」とあるのですが、ハンブル・パイってのはちょっと過大評価じゃないかな。
とはいえ、Bob Dylanの“元祖ラップ”みたいな曲を、バンド向きにヘヴィ・アレンジしてるセンスは買ってもいいよね。(たんに歌いやすいテンポに変換しただけかもしれんけど。)あと、アルバム冒頭の「I Can’t Stand It」なんかもアッパーで良いし、モータウンの「Micky’s Monkey」(Holland-Dozier-Holland作)もなかなかソウルフルに歌ってる。
Eddie Olmosさんはその後俳優として有名になった方(だそう)で、Wikipediaによると“代表作は『ブレードランナー』、『特捜刑事マイアミ・バイス』、『宇宙空母ギャラクティカ』(2004年度版)など”とのこと。アメリカン・ドラマや映画をよく観る人ならご存じかもしれませんね。