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どんぱす今日の御膳081

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Huey “Piano”Smith「Little Liza Jane」(『ABC OF THE BLUES Vol.40』2010)

 今調べて知りましたが、Huey “Piano “ Smith さんはご健在だったんですね。1934年生まれ、ニューオーリンズR&Bピアニスト。Dr.Johnに影響を与えたとか、Little Richardのレコードでもピアノを弾いたとか、ロックンロールにとっても恩人です。なお私が持ってる作品は『ABC OF THE BLUES』というCD52枚組(!)コンピの一枚として。CDの半分がヒューイ・スミスの曲、あと半分がFrankie Lee Simsの曲です。

 

 「Little Liza Jane」はアメリカではトラディショナル的に古くから(少なくとも20世紀初頭)から演奏されてきた曲のようですが、ヒューイさんは1959年のアルバム『HAVING A GOOD TIME』の一曲として吹き込みました。で、これが軽快なバックビートのロックンロール(といっていいよね)になってるのです。


 この曲の中間部分にはサックスソロが入るのですが、「なんかこのメロディ聴いたことあるな」と思って調べましたら、ドヴォルザークDvorak「ユモレスク(Humoresque)」の一節でございました。Youtubeの助けを借りてEarl Fuller’s Jazz Band版(1917)・Harry C.Browne版(1922)・Fats Domino版(1958)といった先行諸ヴァージョンを聴いてみましたが、この引用(ユモレスク)はありませんでした。よってこれは、Huey Smith独自のアレンジといってよいでしょう。エクセレントなセンス!