DON'T PASS MUSIC BY

"But holy men and kings would die in the year Twenty Twenty-five......"<Satan>

第36回「You Really Got Me大特集」(19)

30Ray DaviesTHE STORYTELLER1998)版
 さて、私が知っている以外にも「You Really Got Me」はまだまだたくさんあるようですね。例えばYoutubeにはSly & The Family Stoneがリハーサルでこの曲をやってたとか、Robert Palmerの歌ったのがあるとか、たくさん出てきて驚くほどで。この辺は自分で音源を持っていないのでコメントは差し控えますが、「他にもこんなのがあるよ」とご存知の方は、ぜひ教えて下さいね。
 
 さて本特集の最後の最後は、この稀代の名曲「You Really Got Me」にまつわるエピソードを明かすレイ先生のトークが聴ける作品を紹介しましょう。


Ray DaviesTHE STORYTELLER1998
1. Storyteller
2. Introduction
3. Victoria
4. My Name(Dialogue)
5. 20th Century Man
6. London Song
7. My Big Sister(Dialogue)
8. That Old Black Magic
9. Tired Of Waiting
10. Set Me Free(Instrumental)
11. Dad & The Green Amp(Dialogue)
12. Set Me Free
13. The Front Room(Dialogue)
14. See My Friends
15. Autumn Almanac
16. Hunchback(Dialogue)
17. X-Ray
18. Art School(Dialogue)
19. Art School Babe
20. Back In The Front Room
21. Writing The Song(Dialogue)
22. When Big Bill Speaks/The Man Who Knew AMan(Mick Avory’s Audition-Dialogue)
23. It’s Alright(Managers-Dialogue)
24. It’s Alright(Havana Version, The KinksName-Dialogue)
25. It7s Alright(Up Tempo, On TheRoad-Dialogue)
26. Julie Finkle(Dialogue)
27. The Ballad Of Julie Finkle(Dialogue)
28. The Third Single(Dialogue)
29. You Really Got Me
30. London Song(Studio Version)
メンバー
 
 Ray DaviesVo, Gt, Talk)・Pete MathisonGt)・Bobby GrahamDr)・Mick AvoryDr)ほか
イメージ 1
 
 1998年リリースのTHE STORYTELLERは一風変わったアルバム。RayDaviesがサポートミュージシャンたちとアンプラグドでキンクスや初期キンクスに影響を与えた曲を披露するのですが、合間合間に(というかこちらがメイン)レイ自身による「曲やバンドにまつわる語り」が入るのです。デイヴィス家(お姉さんがたくさんいて、下の二人がレイとデイヴ)の家庭環境とか、アートスクールの話とかに始まり、バンド結成からアマチュア活動期、そしてプロになるまでといったヒストリーを――おそらく若干の誇張や虚構をまじえて――語るわけ。例えば、バンドは始めたものの、理想的なサウンドが出せず悩んでいたデイヴィス兄弟が、偶然からある発見をしたというくだり。
 
 「デイヴと僕は考えた、どうしたらグリーンのアンプでこんなディストーションした音が出せるだろうかと。デイヴは母さんの編み棒を持ち出してきて、それを小さなグリーンのアンプのスピーカーに突っ込んだ。そしてコードを弾いてみた…こりゃ素晴らしい!この音なんだよ!」【Ray DaviesTHE STORYTELLERトラック13The Front Room」より。ブックレット和訳(無署名)による】
 
 エフェクターなどというものの無い時代、ある種のいたずら・悪ふざけから新しいサウンドが得られたっていう話はいいですね。ちなみに、デイヴィス家の父ちゃん母ちゃん姉ちゃんズはレイ&デイヴに理解があった(甘かった?)らしく、彼らの活動とか、うちの中での演奏や作曲をあたたかく見守ったそうですよ。
 <続く、次回にて完>