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Larry Graham And Graham Central Station「Pow」(『MY RADIO SURE SOUNDS GOOD TO ME』1978)
ゼノン石川和尚(聖飢魔Ⅱ)がお好きであるということで、ファンク素人の小生も手を出した次第。Larry Graham先生のスラッピング・ベースが物凄いのは言うまでもないとして――和尚のルーツ此処にありと確かに判る――、歌モノとしても実に楽しく仕上がっていて素敵。
“♪Lalalala~”という謎のアカペラ、クラシック音楽(風味)をお道化てとり上げた鍵盤パート、なんちゃってヨーデル……このやりたい放題!そんで、それをを支える人力ビート!Gaylord "Flash" Birch(Dr)さんのハイハット・ワークが人間味があって最高である。(打ち込みでは絶対ああいう味にはなるまいて。)
バーチさんという方はラリー・グラハムとの仕事のほか、The Pointer SistersやSantanaの作品にも関わったことがあるそうです。おお、90年代のJohn Lee Hoookerの作品にもクレジットがある……どうやらこれはどちらもサンタナ繋がりのようですな。ジョン・リーとサンタナが共演したトラック(『MR. LUCKY』所収の「Stripped Me Naked」と『CHILL OUT』所収の「Chill Out」)でバックをつとめていますのでね。
あと、全然関係ないけど、サブラベルズのコレ(『ONE NIGHT MAGIC』1987)↓↓、なんかジャケットが似てません?