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Domine「Altar of the King」(『EMPEROR OF THE BLACK RUNES』2003)
Riotの「Altar Of The King」は、1981年の『FIRE DOWN UNDER』に収録された、知る人ぞ知る名曲でございます。〔Riot特集:時系列全作品紹介(3)『FIRE DOWN UNDER』〕
トリビュートアルバム『THUNDER AND STEEL DOWN UNDER』でEvil United(Riot Vに在籍するDVSもメンバー)もカヴァーしましたが、もっと早くに「Altar Of The King」を取り上げてた連中がいた。それがこのイタリアのDomine。
私はこの一曲(日本盤ボーナストラック)のために彼らのアルバムを買いましたが……カヴァー以外の本編もよろしかったので後悔は無し。「Battle Gods(Of The Universe)」とか、いい出来だと思います。イタリアン・正統派ヘヴィメタル。このごろこういうメロディック・パワーメタル聴いてなかったけど、いいすな。
で、「Altar of the King」はあくまでボーナスなんですが、ちゃんと前半のアコースティック・パートから再現して、ヘヴィ・シャッフルにつなげてます。Guy Speranzaっぽくは歌いにくいようですが、それはまあ仕方ないよね。Riot VのTodd Michael Hallだってガイっぽくは歌ってないし。ギターソロも、Mark Realeのオリジナルのフィーリングに敬意を払っていて好印象。捻りがないともいえますが、こういう曲はこれで良いでしょう。