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"Fashist an di attack ,den wi countah-attack......"<Linton Kwesi Johnson>

どんぱす今日の御膳040

040

Carcass「Keep on Rotting in the Free World」(『SWANSONG』1995)

youtu.be

 さまざまな邪道行為を告白している当方ですが、Carcassも一番好きなのがこの辺の「後期」なんですよね。もはやグラインド・コアではない時代の、しかもマイケル・アモットもいなくなった頃の作品。『CHOICE CUTS』っていうキャリア俯瞰ベストをざあっと聴いたときに、もちろん初期の唯一無二のぐろごあ路線も「ッスゲエ」と思いましたけど、この曲とか「Rxxk the Vote」の方により“ロックンロール”を感じたんです、よ。ま、要は「聴き易かった」ということかもしれませんが。

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 一緒に歌いたくなる(?)キャッチーなライン“♪Keep on rotting, keep on hoping, keep on keep on dreaming……”この皮肉っぽさはやっぱりブリティッシュ・バンドですわな。ギターのわかりやすい見せ場も設けられてるし、ソロ裏のドラム(カウベル・ポコポコ)もいい。「Carcassの名刺」とはとても言えんでしょうが、良いものは良いのです。