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"Louis XIV, finesse and force......."<Chroming Rose>

第46回「Narita」(2)

 なんでバンド名(Narita)買いしたかは、当ブログを継続的にご覧の方はお分かりかと思います。私がRiot信者だから。中古CDのフェア(ワゴンセールみたいなの)が学校の生協であったときに、『ナリタ』っていうアルバムがあって、「なんだこれ?」と思ったわけだ。


 スマートフォンなんか無い時代のことですから、情報を調べる手立てもないですし、翌日にはフェアは終わってしまいます。千円くらいだったと思いますが思い切って買って、あとからいろいろ調べたの。買って正解だったことは先回の楽曲感想でお示ししたと思いますけども。

 

 Henrik PoulsenさんがStonehengeというバンドを結成したのが1988年のこと。それからメンバーの固定、デモ制作、売り込みを経て、ドイツのSharkレーベルとの契約に至ります。またバンド名を、RiotのセカンドアルバムNARITA(名盤!)にちなんでNaritaとします。


 91年にUlrich Pösseltのプロデュースでレコーディングを開始しますが、メンバーチェンジが重なるなど録音はスムースではなかったようです。同郷デンマークJackalというグループ(これまた名バンド)のBrian Richに参加してもらうことで、ようやくアルバム完成にこぎつけました。(以上は、NARITA日本盤の藤木昌生さんのライナーノーツによります。)

 

 あとこれはたったいま気づいたんですが、クレジットによるとNARITAのカヴァー・アートとロゴを手掛けたのはEric Philippeさん。メタル界隈では名の知られたアーティストですが、ナリタがそうだったとは知らなかった。


 私の手持ち品の中では、ArtensionSACRED PATHWAYSとか、At VanceNO ESCAPEDream ChildTORN BETWEEN TWO WORLDSJohn WestEARTH MAKERRing Of FireDREAMTOWERSonata ArcticaSILENCEなんかを手掛けられていました。


 そして忘れられない、RiotSONS OF SOCIETY。このアートワーク、Riotがリリースした当初(1999年)は評論家筋から非難されてたと記憶しますが、たぶん今だったらむしろ受けるんじゃないですかね。そうか、NaritaRiotに曲名拝借以外に接点(?)があったぞ!Riotの側は何にも知らんと思いますが。(それとも、まめな人Mark RealeNaritaっていうバンド名の奴らがいたってことくらいはチェックしてたかな?)

 
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 ところで、デンマークといえばRoyalHuntですが、彼らとも縁は深い。このファーストアルバムのThanksリストに、「Royal HuntAndreSteen」が入っていますし、逆にRoyal HuntのファーストアルバムLAND OF BROKEN HEARTS1992)には欠員だったギタリストの座をカヴァーするゲストの一人としてMac Gaunaaが参加していたりもするのです。


 Macは、後にAndre AndersenのソロアルバムCHANGINGSKIN1998)にも参加してます。MacNaritaが活動を停止した後、音楽から足を洗ってしまいますが、2004年には元Royal HuntJKJacob Kjaer)及び元Prime TimeTonni RahmGuitar StewというギタートリオでJIM & JAMっていう作品を出したりもしてます。

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 さらに、いま名前を出したPrime Timeっていうのは、Narita後にHenrik Poulsenが立ち上げたプロジェクト/バンドだったんですが、そのファーストアルバムTHE UNKNOWNにはAndre Andersenがキーボーディストとして全面参加。ロイヤルハントとナリタを合わせたようなドラマティック・メロディック・メタルをEduard Hovinga(元Elegyの名シンガー)が歌うという良作を生み出しています。

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 この辺の周辺作品も頑張って集めたので――一番苦労したのはNaritaのセカンド以降のヴォーカリストKennyLübckeが参加してたZoser Mez――いずれ、どこかで扱いたいものです。

<続く>