DON'T PASS MUSIC BY

ラーズ(メタリカ)が“RIOT Fire Down Under”のTシャツ着て御父上(92)と写真に納まってるのが超クール。

第40回「“HEAVEN & HELL”」(2)

2At VanceNO ESCAPE1999Germany
 かと思うと、その後どんどんメジャー級になっていく連中にも当たることはあった。Olaf LenkGt)とOliver HartmannVo)という才人を擁したAt Vanceもその一つ。彼らのファーストアルバムに出くわしたのも新宿でございました。
 
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 冒頭から「Flying High」の大仰なネオ・クラシカル・イントロ。歌も実に堂々としているし、ギターも危なっかしいところがない。(ドラムは打ち込みっぽい?けど。)


 当時こういうメロディアスなパワーメタルにハマっていた私は「大当たり」と狂喜したものでございました。
 
Heavenのポップには2曲目の「No Escape」がお薦めとあったけど、そっちはどうかな?おおお、こっちも高品質の疾走曲だ。シンプルなコーラス「♪There is no escape~」も耳に残るし、3分ちょっとで潔く終わるのもよい。
 
潔く、といえば続くインスト「No Speak」は140秒。クラシック音楽を下敷きにしてる(練習曲風)コレがサクッと終わると、次の「Die In Your Arms」はOliverの歌唱が映えるミドルテンポの曲。次が「All For One, One For All」の三連、という具合で、決して一本調子でないのも好印象。
 
その一方で、ABBAMoney, Money, Money」を暑苦しくカヴァーしたり、ヴィヴァルディ『四季』「夏」をバンドでカヴァーしたりと――後にUli Jon Rothが別のアプローチから『四季』の取り組みましたね。ドイツの人はヴィヴァルディ好きなの?――好き放題。音質のことを別にすればかなり良く出来た作品でした。
 
3ChthoniC9TH EMPYREAN2000Taiwan
 こちらも今や大物、台湾のブラックメタル閃霊楽団(ChthoniCソニック)。これを見つけた当時は、よもや現在の様な台湾メタル・ロック界の重鎮に彼らがなるとは思っていなかった。見る目の無かった小生。まあ、「ブラックメタル」っていうのをよくわかってなかった(いまもそんなによくわかんない)のだから仕方ありません。
 
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前置きの1曲目があって、歌詞は“母島諸神已再次登基!!”のみの2曲目「Intro」から、Aメロのワルツ調ブラストビートが印象的な劇的ナンバー「Floated Unconsciously In The Acheron」につながって……という流れ。6曲目のアグレッシヴな「Invasion」がわかりやすくて好きかな。終曲は大曲「Guard The Isle Eternally」。
 
なお、私が持っているのは英語版ですが、中国語版は『霊魄之界』という題目です。
<続く>