今や「パンク」どころかアメリカン「ロック」の大御所となった観のあるGreen Day。有名バンド故バイオグラフィは省かせてもらい、思い出話でお茶を濁そう……例によって。
このグループのことは、高校の時に、同じクラスだった友人が教えてくれたのでした。偶々仲良くなった友人が音楽好きだというので「どんなのを聴くの?」と聴いたら、「パンクかな」という話だったので、おすすめを貸してもらいました。今でも覚えていますが、それがGreen Day『DOOKIE』・The Offspring『THE OFFSPRING』『IGNITION』『SMASH』・Bodyjar『TAKE A LOOK INSIDE』『RIMSHOT』でした。
(ちなみに、こちらからもThe Policeのライヴ盤やHuey Lewis & The Newsのベスト盤を貸したように記憶します。後者はあまりピンと来なかったようでしたが、前者のなかの「Truth Hits Everybody」は「結構イイね」と言っていたと思う。)
90年代半ばごろの話ですので、彼は当時のフレッシュなものを多く貸してくれていたことになりますね。『DOOKIE』の中では「Longview」「Basket Case」「When I Come Around」あたりをよく聴いた気がします。
次の年には、わたくしまた別のクラスメイトとバンドをやることになりまして、高校の文化祭に出たりなんぞしたのですが……その当時のレパートリーにまた同作の「Burnout」「Basket Case」が入ることになったりして、妙に縁がありました。(ちなみに私はドラマーだったのですが、なぜかこの辺の曲は私が歌う係になったことがありまして“叩き語り”(?)状態も披露する羽目に。「Burnout」はミニ・ドラム・ソロもある曲で、目立てる……というか忙しい曲でありました。)
当時校内にあった別のバンドも「In The End」「Welcome To Paradise」あたりをやっていたと思いますので、Green Dayはいわば当時のバンド小僧にとっての基本だったともいえましょうか。
さて、今回ご紹介の作品は、その後に入手したアルバムでございます。コレは買った時のことを割とよく記憶してます。時々立ち寄ってた新星堂のCDショップ、その試聴コーナーに本作がありまして、「あ、Green Dayだ、聴いてみよー」と思い再生したのです。一曲めがストレートな疾走ナンバーで「うんうん、らしいねえ」と思っていると、続く二曲目がちょっと風変わりで、ヴァイオリンもちょっと入ってるしリズムも面白いしで「おおお、コレ何?」。三曲目はキャッチーな中で「♪なんたらかんたらfuck you~」とか歌ってるし……よくわかんないジャケットだったけど、もうレジに持って行って購入したのでありました(輸入盤)。
ある程度「ハズレはないだろな」と思っていたからということもあるでしょうが、店頭で試聴して買ったケースは私の場合は珍しいのでございました。こういうことがあるから、CDといえどやはり店頭販売を重んじてほしいものであります。
<今回の作品>
Green Day『NIMROD.』(1997)
メンバー
Billie Joe(Vo, Gt, Harm)
Mike Dirnt(Ba, Vo)
Tre Cool(Dr)
<続く>