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"But holy men and kings would die in the year Twenty Twenty-five......"<Satan>

第36回「You Really Got Me大特集」(15)

 弟のデイヴ、彼は兄よりも明確に「ロッカー」としての自覚を持っていると思われるのですが、彼はコンサートでハードロッキンなヴァージョンを披露します。
 
25Dave DaviesROCK BOTTOM:LIVE AT THE BOTTOM LINE2000)版
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Dave DaviesROCK BOTTOM:LIVE AT THE BOTTOM LINE2000
  1.I Need You
  2.She’s Got Everything
  3.Beautiful Delilah
  4.Creeping Jean
  5.Good To See Yer!
  6.Look Through Any Doorway
  7.Love Me Till The Sunshines
  8.Tired Of Waiting
  9.The Kiss (Spoken Interlude)
  10.Milk Cow Blues
  11.Imaginations Real
  12.Dave’s Got His Reading Glasses (Spoken Interlude)
  13.Wicked Annabella
  14.Picture Book
  15.Death Of A Clown
  16.All The Kinks Songs (Spoken Interlude)
  17.Too Much On My Mind
  18.Strangers
  19.Psycho Lounge
  20.One Night With You
  21.Living On A Thin Line
  22.All Day And All Of The Night
  23.Encore (Interlude)
  24.Money
  25.David Watts
  26.I7M Not Like Everybody Else
  27.You Really Got Me
 
 1997年ニューヨークでのライヴ。DaveGt, Vo)の他は、Dave JenkinsBa)・Jim LaspesaDr)・Kristian HoffmanKey)。キャパシティ400人ほどの小さなクラブでの演奏ですが、実によい感じ。デイヴはリラックスして楽しそう。だいたいね、頭にキンクス時代のシングルB面曲「I Need You」と「She’s Got Everything2連発を持ってくるあたりが粋なのよ。両方ともこれで聴いてから、「こんなにナイスなビートナンバーだったっけ?」と探したくらいなんだから。その後KINKS1曲目だった記念すべき「Beautiful Delilah」、自作の(やっぱりシングルB面)「Creeping Jean」、ちょっと客と喋った後は90年代キンクスの名曲「Look Through Any Doorway」でしょ。きりが無いのでもうやめますが……。 デイヴさんは歌が凄くうまいというわけではないし、ギタープレイも現在となっては渋いブルージーなタイプに落ち着いているのですけど、このライヴ盤における彼は最高なんですよ。
 
 そして、セットのラストがお待ちかね「You Really Got Me」。ギターは相変わらずのハードロック調ですが、ソロは簡潔。キンクスとの最大の違いは、もちろん、全部自分で歌っていること。バックバンドが堅実に支えて(どの曲もそうですが)、210秒できっちり終わり。ちょうどこの年デイヴさんは50歳。
 
26Dave DaviesRIPPIN’ UP NYC:LIVE AT CITY WINERY NYC2015)版
 それから15年後にリリースされたのがこちら。前年のライヴらしいので、当時彼は67歳か。バックバンドはJonathan LeaGt)・Tom CurrierBa)・Dennis DikenDr)ら。今回も「I Need You」や「Creeping Jean」、「Susannah’s Still Alive」、「Death Of A Crown」等々といった往年の名曲をやっていますが、声は流石に少しおとろえたかな。とはいえ、2000年代には大きな病気もしたようですが、現在も元気に音楽活動してくれているのは嬉しい限り。
 
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 「You Really Got Me」は97年版よりわずかにテンポを落とした……というか、ドラマーが“前のめりにならないように”丁寧に叩いている影響でしょうかね。ギター・ソロも派手さは後退……でも、いろいろと上手なギタリストは出てきましたが、やっぱりこの曲はデイヴのが一番。
<続く>