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ラーズ(メタリカ)が“RIOT Fire Down Under”のTシャツ着て御父上(92)と写真に納まってるのが超クール。

第36回「You Really Got Me大特集」(10)

18Van HalenVAN HALEN1978)版
Van HalenVAN HALEN1978
  1.Runnin’ With The Devil
  2.Eruption
  3.You Really Got Me
  4.Ain’t Talkin’ ‘Bout Love
  5.I’m The One
  6.Jamie’s Cryin’
  7.Atomic Punk
  8.Feel Your Love Tonight
  9.Little Dreamer
  10.Ice Cream Man
  11.On Fire
 
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 キンクス以外ではこのヴァン・ヘイレン版がおそらくもっとも著名でしょうね。あまり説明も要らないと思いますが。Eddie Van HalenGt)のフラッシーなプレイや、間奏後から奇声(?)を絡めまくるDavid Lee RothVo)の黒っぽいヴォーカルに耳が行ったものですが、いま聴くとこのヴァージョンをオリジナルと区別する最大の特徴はビート。Alex Van HalenDr)はオリジナルのキック・パターンを無視して、ビッグなノリの8ビートを生み出しています。ギターの細かな技とかヴォーカルの大暴れを乗せるには、ドラムは懐深く構えないといけない、という判断あってのことでしょうか。
 
 自分でこの曲を叩いてみたりするとわかるんですが、オリジナルのギターリフにはオリジナルのキック・パターンじゃないとやっぱり合わないのですよ。ヴァン・ヘイレンみたいにしてカッコよくなるのは、ギターなどのフロントが相当意識的に派手派手しいことをやらないと、たんにモッタリした感じになっちゃうの。バンドでやろう、という際にはリズム隊とフロント連中がよく連携できるようにしてね!(何の話だ。)
 
 それにしても、新世代ハードロックの英雄Van Halenが取り上げたことによって、元曲の主キンクスへの再注目・再評価が起こったのは動かせぬ事実。むかしのよきものを新しい形で提示し継承するというのは、できそうでなかなかできない。カヴァー曲のセンスがよい連中というのは貴重なのです。
 
19Van HalenLIVE: RIGHT HERE, RIGHT NOW1993)版
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 ヴォーカリストSammy Hagarに交替しても、やっぱりこの曲は演り続けられましたね。そうそう、このライヴ版を聴くと、ベースのみならずコーラスでも貢献してるMichael Anthonyの姿が目に浮かぶ。このヴァージョンは正確には「You Really Got Me/Cabo Wabo」といいまして、OU812所収の「Cabo Wabo」とのメドレー(?)で演奏されています。
<続く>