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Pearl Jam「Even Flow」（『LIVE ON TWO LEGS』1998）
私だってパール・ジャムを知らんわけではない。もはやビッグネーム過ぎて何をかいわんやですが、むかあし、音楽ラジオ番組で流れてきた「Even Flow」を聴いたときは「おお、これ何？良い！」となったもんだったのよ。怠け者の私は、バンドのディスコグラフィをちゃんとチェックしたりしなかったので、どこを探せばいいかわからず、しばらく手付かずだったのですが。
だいぶたってから「そうだ、ライヴ盤を探せばきっと入ってるだろうし、バンドの実力もわかって一石二鳥じゃね？」と思い至り、『LIVE ON TWO LEGS』をゲット、今日に至るわけです。ラジオで聴いたときは“♪Even flow～”というところが物凄く耳に残ったのですが、実際の演奏ではそんなにこのフレーズを連呼しているわけではなかった、のがちょっと意外でした。個人の記憶というのは当てにならない。
Eddie Vedder（Vo）のことも、特に注意してフォローなどしていなかったのですが、The Who『LIVE AT ROYAL ALBERT HALL』（2003）で「I’m One」をBruce Springsteen風のヴォーカルで歌い、「Getting In Tune」で御大Roger Daltreyとデュエットしているのにはさすがに気付いたぞ。クラシック・ロック界隈ともコネクションがある人なんでしょうか。
そういえばライヴァル（？）でもあったNirvanaもエアロスミスとかショッキング・ブルーとか（Kurt Cobainに至ってはキング・クリムゾンまで）好きだったようだから、グランジとかオルタナとか言っても、ロック古典に一定の敬意は払っていたと見るべきでしょうね。クラシックほどではないとはいえ、ロックにも歴史有り。
