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The Paul Butterfield Blues Band「Nut Popper #1」(『THE ORIGINAL LOST ELEKTRA SESSIONS』1995)
名盤・名演数多い偉大なThe Paul Butterfield Blues Band。「Work Song」や「East West」のような長尺チューンも味わい深いですが、2分半で終わっちゃうこの「Nut Popper #1」も小生の大好物。(1964年の録音だそうですが、世に出たのは1995年の編集盤にて。)
作曲者でもあるポール・バターフィールドのハイパーなハーモニカ・プレイが堪能できる、軽妙なインスト・ナンバー。マイク・ブルームフィールドとエルヴィン・ビショップのギターも併せて3B(Butterfield-Bloomfield-Bishop)の好演が一瞬で味わえますね。いや、やはり素晴らしいグループです。
米国ブルーズ・バンドでの中では私だいぶCanned Heatびいきなのですが、時期を考えるとPBBBの先駆性には脱帽というところ。冨山房刊『ブルーズの世界』の序でこのバンドのことを教えてくれたピーター・バラカンさんに、あらためて感謝申し上げる次第です。