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どんぱす今日の御膳179

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Notsensibles「I'm In Love With Margaret Thatcher」(『PUNK PAY TRIBUTE』

Notsensibles - I'm In Love With Margaret Thatcher (Peel Session) - YouTube

 もう一つコンピで仕入れたネタ。70年代末のパンクNotsensiblesのシングル・ヒット(?)「I’m In Love With Margaret Thatcher」。すげえタイトルだなと思って再生すると、“♪I’m in love with Margaret Thatcher, I’m in love with Margaret Thatcher, I’m in love with Maggie T……”だってさ。

 

 もちろん別に保守党のキャンペーンソングって訳じゃなくて、皮肉っぽいパンク・チューン……というほどのメッセージ色も無いか。戯れ歌の類でしょうかね。1979年。

 

 でもね、やはり当時「サッチャーが政権を握った」ことは英国民(特に若い連中)に大きなインパクトを与えたようなんですよね。(サッチャーに対し“怨み骨髄”の若者――当時の――が数多く生まれたのも確かに無理はないですしねえ。Notsensiblesはそうじゃなかったようですけど。)

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 そうそう、メタルヘッドの貴方なら、Iron Maidenの初期作品を思い出すでしょ?シングル「Sanctuary」のジャケでエディ・ザ・ヘッドに刺されて、「Women In Uniform」でそのエディにマシンガンで報復を企ててるのはどうみてもマギー、でしたな。

 

 サッチャーが2013年に死んだとき、オズの魔法使いの挿入歌「Ding-Dong! The Witch Is Dead」が“リバイバル”させられてチャート上位に入ったっていうニュースを聞いて「英国ってところは苛烈なときは苛烈なものだ」、「しかし筋は、通ってる」などと思ってみていたんですが、この「I’m In Love With Margaret Thatcher」は、反サッチャー派(「魔女は死んだ」のチャート入りに尽力した)に“対抗する”側のソングとして担ぎ出されたんだそうで。

 

 はっきり言って楽曲的には大したことがない(本人たちもそういってるようですけど)のですが、34年を経て取り出されるなんてやっぱり時代を映してたんでしょうねえ。リバイバル時のチャートポジションは35位で、「魔女は死んだ」に及ばなかったみたいですが……