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どんぱす今日の御膳167

167

Kurt Redel[L. Mozart] 「おもちゃの交響曲

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 物心ついたころ最初に聴いた(認識した)クラシック音楽ってなんだったかなと。

いろいろあったようにも思うのですが……「おもちゃの交響曲」っていうタイトル(邦題)、おもしろい楽器編成(おもちゃ入り)、快慢快の三部構成(この曲で“楽章”という概念を知りました)と、幼児にインパクトがあったのがやはりこれ。親が買っていたクラシックの名曲集のカセットテープに入っていたので、巻き戻してよく聴いていた(ようです)。

 

 ただし、あれが誰の演奏だったのかはさすがに覚えていない。今回挙げたのは、近年CDで買ったクルト・レーデル指揮のミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団版です。指揮者・演者によってけっこう雰囲気の変わる曲だと思いますが(ものすごくこじんまりしたものもあれば、ひどく壮麗になるものもある)、レーデル版は程よく盛り上がるいい意味で端正な仕上がりではないのかなと。

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 幼少時の刷り込みで、第1楽章の幕開けフレーズが流れると「これこれ、始まりました」と和んでしまう。ハ長調4分の4拍子、いま聴くとリズムセクション+ベースライン+上物の構成は、後にロックに溺れる子供を養成するものであった……打楽器がポイントで喧しく鳴るっていうのも(いい意味で)ポイント。

 

 スロウになってカッコウが鳴く第2楽章は、4分の3拍子ですか。第一楽章(アレグロ)からテンポが切り替わって雰囲気も変わるのが、子供にはおもしろかった。

 

 そしてそこからギアが上がって行って(……クラシックはこういう言い方しないかな?)大盛り上がりになる第3楽章。8分の3拍子……とすると、この「交響曲」(3楽章で全10分程度)を通して聴くだけで、3つのリズムを学べることにもなるのか。プログレッシヴ!(?)

 

 この曲の作曲者については、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン説、レオポルト・モーツァルト説などがありましたが(私がいま聴いているCDでもクレジット上は「レオポルト・モーツァルト」となっています)、新たな資料の発見でエトムント・アンゲラーというオーストリアの作曲家/神父の作品だったということが判ってきたようです。1770年頃の作曲とされています。