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Biscaya「Howl in the Sky」(『BISCAYA』1983)
スウェーデンのHR/HMバンド、ビスカヤの大名曲(ということになっている)。Europeがデビューして北欧メタルがジャンルとして形成されていくまさに草創期に現れた作品ということですな。
確かにこの疾走感とドラマティックな展開はイイ。Deep Purpleの影響を新時代のメタル的に昇華したサウンド。NWOBHMでいうと、White Spiritあたりにみられた精神ですな。〔第55回「White Spirit」(1)〕
長あ~い器楽ソロパートがあることは想定の範囲内として、後半のクラシカルでメロディアスなフレーズの応酬には唸らされます。他も決してわるくないものの、アルバム中ではこの曲が突出してしまっている印象ですが。