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"Fashist an di attack ,den wi countah-attack......"<Linton Kwesi Johnson>

どんぱす今日の御膳118

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The SearchersSweets for My Sweet」(『MEET THE SEARCHERS』1963)

youtu.be

 リヴァプール出身のビート・バンド。このファーストアルバム(だよね)だけでも、「Love Portion No.9」、「Money(That’s What I Want)」、「Twist And Shout」ほかの好演が入ってるし、他のアルバムも含めれば「Needles And Pins」やら「When You Walk In The Room」なんかもある、人気者よ。

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 ビートルズと同時期のバンドとしては大ヒットしたグループだそうで、確かにビート・ロックバンドとしての腕前はThe Beatlesより上かもしれない。ただ、時代は自作自演重視になり、またアートロックの方面へ――つまりビートルズが先導したルートへ――進んでいきましたから、The WhoだのThe Kinksだのといった――私が愛聴しまくる――ものどもの陰に入ることになった……のかなと。

 

 自白しますが、はっきり言ってわたくし、この人たちのことを甘く見ていた(‟ポップスでしょ?”)のですが、ちゃんと聴くと良い。サーチャーズのデビューシングル「Sweets for My Sweet」(オリジナルは1961年、The Drifters)のビート感覚、コーラスワーク……味わい深いです。