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どんぱす今日の御膳110

110

Omen「Bounty Hunter」(『THE CURSE』1986)

 Annihilatorが好きなんですよね、私。最初はRoadrunner時代のベスト盤『THE BEST OF ANNIHILATOR』から入って初期作品をざっと聴いたものですが、そのとき最も気に入ったのがセカンド『NEVER, NEVERLAND』(1990)の曲で、「Phantasmagoria」とか「The Fun Palace」とかは最高でした。(否、いまでも最高。)

 

 で、そこで歌ってたCoburn Pharrさんが、「元Omen」と説明されてたことから、「Omenていうのもいずれ聴いてみよう」と思い至ったわけです。

 

 あるとき、専門店で『THE CURSE/NIGHTMARES』(LP+EPの内容を一枚に)を見かけ、「おお、これがあのオーメンですか?」。いかにもなジャケット、信頼の(?)Metal Bladeからのリリース、ということで大枚はたいた……はいいものの、帰ってから中をあけてみると、メンバー一覧にコバーン・ファーの名前はなかったのであった(J.D. Kimballさんがリードヴォーカルでした)。

 

 下調べもしないで手を出すとこういう目に遭います。

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 コバーン・ヴォイスを味わうという目的からは外れてしまったわけですが、80年代半ばの正統派アメリカン・メタルは貴重ゆえ、聴かせてもらいましょう。ゴリゴリ強引なリフ、突っ込むドラム、濁った(メタル向きの)ヴォーカル……B級感強めですが好感度は高い。意外にキャッチーなところもあるしね。

 

 そこそこカッコいい疾走曲ではなく、ヘヴィな「Bounty Hunter」を選んだのは、メタルの理想形の一つである“ダサカッコいい”を地で行くような曲だから(?)。“♪I am the hunter, killing is my game……”のところは「でっでけでー、でろれろれー」のリフがあか抜けなくてよい。途中でいきなり頭打ちの疾走パートになる強引さ、捻りなく元に戻る愚直さ……こういうのが許せるかどうか?メタルやろうとして試されてる気すらしました。

 

 本人たちも気に入っていたのか、『THE CURSE』(1986)の後に出されたEP『NIGHTMARES』(1987)にもそのまま入っています。(その結果、私の持っている2in1CDには、「同一曲が2回入っている」状態に。)

 

 あ、EPのほうにはライヴテイクでAC/DC「Whole Lotta Rosie」のカヴァーが入ってますよ。