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Laura Nyro「Eli’s Comin’」(『CLASSICS』1991)
初めてこの曲を聴いたのはThree Dog Nightのベスト盤でしたな。けっこうホットでファンキーなヴァージョンだったのですが、歌詞がどことなく不気味でね。「イーライ」って何なの?やって来るの?……ホラー的な何かかと思ってました。(いまも疑問は氷解したわけではないが。)
で、クレジットを見るとオリジナルはLaura Nyroという人の手になるとあるじゃないですか。いつか機会があったら聴いてみたいと思っていて、ようやく近年その機会が来た。ベスト盤でですがね。(オリジナルは『ELI AND THE THIRTEENTH CONFESSION』1969)何やら重々しく始まったかと思うと、途中から疾走を始め、ホーンとも相まってやはり熱いナンバーになる。Three Dog Nightは別に大変更したわけじゃなかったんだね。
1989年のニューポート・フォーク・フェスティヴァルに出演したローラ・ニーロのライヴ演奏ってのもの手元にありましたが、そっちでも、間にメンバー紹介を挟みながらパワフルに歌われてました。
あとは、Affinityによるカヴァーがありましたね。Linda Hoyle(Vo)やMo Foster(Ba)を擁した英国プログレ・バンドのシングル曲。今はファースト『AFFINITY』(1970)のボーナストラックとして聴けたりします。ストリングスが大々的に入る大仰なヴァージョン。