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Hawaii「Beg for Mercy」(『THE NATIVES ARE RESTLESS』1985)
いまや日本のお茶の間に定着したギタリストMarty Friedmanさんが、MegadethはおろかCacophonyよりも前にやっていたバンドHawaiiのセカンド・アルバム。武骨なパワーメタルに、マーティの東方趣味ギターが重なるのが彼らの作法。いろいろ突っ込みどころもある微笑ましいサウンドといえるのですが、マーティのギターフレーズ構築はすでに完成の域に達していて別格。
で、この「Beg for Mercy」も、楽曲自体はドンタンドンタンのシンプルな8ビートソング“♪Beg, beg for mercy……”なのですが、ギターソロが異世界。カコフォニー以降と比べても遜色ないオリエンタル(というか和風?)フレーズのオン・パレード。(オン・パレードは和製英語だ、って話をGyao Fujiyamaでマーティとシェリーが言ってたな……)
ただし!このソロ3分30秒からの約30秒は、ほとんどそのままCacophony「Where My Fortune Lies」(やはり3分30秒辺りから30秒間)に流用されています。マーティ、余程気に入ったフレージングだったのか!是非聴き比べて下さい。