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時代の産物を追う?〔続〕(28)

 2019年作品はもう少し。

(7)日本ファルコム[Falcom Sound Team jdk]イースⅨ-Monstrum NOX-オリジナルサウンドトラック』(Japan)

Disc1

1.HELLO GRIMWALD

2.DECISION

3.IL ÉTAIT UNE FOIS

4.ONLY THE CORPSE GOES OUT

5.TRANQUIL SILENCE

6.AMBIGUOUS TERRITORY

7.MONSTRUM NOX

8.DREAMING IN THE GIMWALD

9.PRISONCITY

10.WELCOME TO CHAOS

11.HEART BEAT SHAKER

12.FEEL FORCE

13.STAGNANT POOL

14.TAKE IT EASY!

15.NAB THE TAIL

16.CLOACA MAXIMA

17.MONSTRUM SPECTRUM

18.BAR "DANDELION"

19.DENOUEMENT

20.URBAN TERROR

21.TROUBLEMAKER

22.RUIN OF DRY MOAT

Disc2

1.WALTZ FOR GRACE

2.LACRIMA CRISIS

3.FULL MOON CEREMONY

4.NORSE WIND

5.SILLY MEETING

6.MARIONETTE, MARIONETTE

7.A GOLDEN KEY CAN OPEN ANY DOOR

8.PETITE FLEUR

9.FORTRESS UNDERGROUND

10.HEAT AND SPLENDOR

11.CHALLENGER'S ROAD

12.RED MULETA

13.THE CAVE OF GROAN

14.IN PROFILE, ON BELFRY

15.EVAN MACHA

16.DANCE WITH TRAPS

17.DESERT AFTER TEARS

18.A QUARRY RUIN

19.CROSSING A/A

20.CATCH ME IF YOU CAN

Disc3

1.PRISON OF BALDUQ -YEARNING-

2.INQUISITION

3.APRILIS

4.GLESSING WAY!

5.ALCHEMY LAB

6.WHO KNOWS THE TRUTH?

7.JUDGEMENT TIME

8.FORGOTTEN DAYS

9.GRIA RECOLLECTION

10.INVITATION TO THE CRIMSON NIGHT

11.STRATEGIC ZONE

12.WILD CARD

13.THUS SPOKE AN ALCHEMIST

14.KNOCK ON NOX

15.ANIMA ERGASTULUM

16.PRISON OF BALDUQ -LIVE THE FUTURE-

17.EYES ON...

18.NEW LIFE

19.DANDELION'S JOURNEY

20.TREASURE BOX Ys IX-

 時どき本ブログに登場する、「ゲームのサウンドトラック」。こちらは老舗メーカーが出したアクションRPGゲームのサントラ。

 

 実は、ゲームを買ったときオマケで『オリジナルサウンドトラック mini [CODE: BLACK]』『オリジナルサウンドトラック mini [CODE: RED]』がDLアイテムとしてついてきたので、各5曲で10曲分は持っていたのです。『BLACK』の方には「WELCOME TO CHAOS」「MARIONETTE, MARIONETTE」「TRANQUIL SILENCE」「DREAMING IN THE GRIMWALD」「INVITATION TO THE CRIMSON NIGHT」、『RED』の方には「CLOACA MAXIMA」「STRATEGIC ZONE」「TAKE IT EASY!」「CROSSING A/A」「FORGOTTEN DAYS」が入っておりました。これ聴いてまずまず満足してたんですが……

 

 例によって、ゲームが思いの外面白くてね。割と親切なつくりなので、私のようなアクション下手でもかなり楽しめた。(一部、極悪なダンジョンがあって泣かされたけど。)お約束で、赤毛(?)のアドルの‟流されまくる強さ”に感じ入り、妙に親切なキャラや眼鏡のおじさんを怪しみ、地図作りにうつつをぬかし……たのであった。後半から明かされる謎は「?」だったり「!」だったりしましたが、関わっているキャラクター個々のストーリーは深みもあって、エンディングの頃にはかなり感動を得られました。

 

 で、いいゲームってのはクリアした後がむなしくなってしまうのですが(すぐに周回プレイをする気にはならない私ゆえ)、その空虚を埋め得る一つがフルのサントラであったとこういう次第。ゲームばっかりやってちゃ仕方ねえな……

 

 Disc1は、1-1「HELLO GRIMWALD」から1-2「DECISION」へとまず重々しい幕開け。「監獄」が舞台なので、重苦しいイメージの曲は多めです。といってもそこは音楽に定評のあるファルコムのこと、静から動までバリエーションはいろいろ。1-9「PRISONCITY」などは穏やかな(RPG的には王道の)街音楽、かと思うと1-10「WELCOME TO CHAOS」はメタル的バトル曲。途中で疾走する後者なんかはホントよく出来てる。

 1-16「CLOACA MAXIMA」はダンジョン音楽ですが、これもHR風かな。ヴァイオリンが効いてます。続く1-17「MONSTRUM SPECTRUM」も強力なツーバス味のメタルで、アグレッシヴに迫る……と、一転1-18「BAR "DANDELION"」は基地となる酒場のテーマ曲で和む。

 

 全部は言及不可能なので、このくらいにして次に行きますな。2-1「WALTZ FOR GRACE」も街音楽で、ずいぶん聴いたね。メタル耳にやさしいのは2-2「LACRIMA CRISIS」、ミッションを時間内にこなさないと……っていうやつ。フィールド曲2-4「NORSE WIND」の開放感も良かった。普段「街中」にとどめられる展開なので、たまに繰り出す郊外がスカッとしましてなあ。2-14「IN PROFILE, ON BELFRY」のスケールの大きい感じもよろしい。

 それで……2-16「DANCE WITH TRAPS」、これですよ!むっちゃきつかったのは。即死系トラップのふんだんにあるダンジョンをほとんど着のみ着のままで潜り抜けなきゃならなかった、その時の音楽。もはやトラウマティック。何度仲間の聖獣に“マジかよー”と言われてしまったことか……。あとはそうね、2-19「CROSSING A/A」はメタル様式美で善哉善哉。

 

 3枚目も一気に。3-2「INQUISITION」の陰鬱荘厳なのはドラマに不可欠だったわ。3-3「APRILIS」は最重要キャラクターであるアプリリスのテーマソング。このキャラクター、冒頭から中盤くらいまでは「なんなんだよコイツ」的な感じなんだが、途中から感じが変わっていって、エンディングの頃には――別に不自然に人格が変わるわけではないのだが――非常に感情移入させられてしまうのであった。イースⅧのダーナもいいキャラクターだったが、あちらとはまた別の方向性と演出によるナイス人物。

 3-5「ALCHEMY LAB」はダンジョン曲で、楽曲の出来に文句はありませんが、ストーリー上些か唐突に「錬金術」ときた時には、「をい」と思ったのが正直なところ。メタルメタルしてるのは3-7「JUDGEMENT TIME」とか3-14「KNOCK ON NOX」、ぎゃくにメロウに浸れるのが3-9「GRIA RECOLLECTION」。3-10「INVITATION TO THE CRIMSON NIGHT」はゲームオーヴァーになった時に流れたっけな?(さっきのトラップダンジョンでオヴァりまくったものよ。)3-18「NEW LIFE」・3-19「DANDELION'S JOURNEY」と、監獄都市のヘヴィさからの解放の如き爽快な曲で終演に。3-20「TREASURE BOX Ys IX」の宝箱空けサウンドはオマケだけど、やっぱりこれが無いとイースじゃないね。

 

 これにて完了。いいゲームは音楽もいいね。

<続く>