DON'T PASS MUSIC BY

"But holy men and kings would die in the year Twenty Twenty-five......"<Satan>

第46回「Narita」(5)

 Narita関連アーティストについては――質・量ともに意外に豊富なので――別の機会に。Narita名義で発表された曲は上記ですべてですが、一つだけ例外がありました。ファーストアルバムを出したSharkというレーベルのサンプラーCD。

 

Various Artists『NOTHING IS … THAN A SHARK』(1992)*[ ]内は演奏者

  1. Human Combustion [Thanatos]
  2. Melancholia [Antidote]
  3. Mass Termination [Osiris]
  4. Monsters [Hämmer]
  5. No Light (At The End…) [Channel Zero]
  6. Don’t Leave Me This Way [Narita]
  7. Wolves At The Door [Phantom]
  8. Katharine, Katharine [???????]

 

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 我らがNaritaからは「Don’t Leave Me This Way」が収録されています。ただし、あの曲は3分50秒程度なのに、このヴァージョンは6分50秒となっている。何故だ?と思って聴くと、最初に、クレジットには無い「Ivory Gates」がフル収録されてから「Don’t~」になるのね。あまり細かいことはわからないんですが、ミックスもちょっと違うんじゃないかな。こっちの方がリードギターとかバスドラがクリアに聴こえる気がする。

 

 本体「Don’t Leave Me This Way」は、アルバム・ヴァージョンとギタートラックが異なる(気がする)。イントロ・ギターが単層だし。ソロや歌なんかは同じようだが……微妙ですね、「ヴァージョン違いだぜ」っていうほどでもないようだし。デモ・ヴァージョンということもあるかもしれないが。こういうの、プロデューサーが説明してほしい。

 

 このSharkコンピのプロデューサーUlrich Pösselt氏は、私の中ではRageAxel Rudi Pellの制作人なんですが。特にAxelの初期作好きな私は、恩恵を被っていることになるかな。

 

 なお、このアルバムの他の登場人物たちは、オランダのThanatos(デス・スラッシュメタル)、フィンランドAntidote(スラッシュ・パワーメタル)、オランダのOsiris(パワー・スピードメタル)、ポーランドHämmer(スラッシュ・スピードメタル)、ベルギーのChannel Zero(スラッシュ・スピードメタル)、アメリカのPhantom(パワー・スピードメタル)。ほとんどはもはや存在していないバンドですが、コレで聴くとどこもそれなりに光るところはありますね。メタリカに影響受けたんだなあとか、スレイヤーが好きに違いないとか、アンスラックス派とは渋い、とかルーツが見えやすいのはご愛敬としてもね。

 

 最後の「Katharine, Katharine」は、クレジットが秘されているので、何者の演奏かは不明。原曲はSteinwolkeというアーティストのものだそうです。シンセがまぶされた妙にダンサブルな曲。お遊びにしてはマジな演奏。

 <完>