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"But holy men and kings would die in the year Twenty Twenty-five......"<Satan>

温故知新旧稿再録(15)「お薦め押し付けノート」(2)

VOL.1 HR/HM編(続)

(05)Uriah Heep「Easy Livin'」(『Demons and Wizards』1972)UK

  • ブリティッシュHRというと、Deep PurpleとかLed Zeppelinが代表選手でしょうが、このグループを省いて欲しくないものです。今でも活動していますが、特にクリエイティヴだったのは70年代ですかね。オルガンの多用と分厚いコーラスワークが特徴でした。

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  • 〈もう1曲〉Uriah Heep「July Morning」(初期はプログレっぽい曲もあったのです)

 (06)Montrose「Bad Motor Scooter」(『Montrose』1973)USA

  • じゃあアメリカンHRはどうなんだ?といわれると……大抵はGrand Funk Railroad辺りを持ち出すのが普通でしょうが、私は彼らを推したい。特にこの1stは名盤です。難しいことはやってないんですが(Baは結構テクニカルですかね?)、兎に角問答無用の疾走感が凄い。VoのSammy Hagarはのちにソロ活動を経て後期Van Halenの顔にもなりましたね。

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  • 〈もう1曲〉Montrose「I Got the Fire」(セカンド所収のハードナンバー)

 (07)Blue Öyster Cult「The Red and the Black」(『Tyranny and Mutation』 1973)USA

  • 或る評論家がこのバンドのサウンドを評して“heavy metal”といったのがHMの語源だという説がありますな(他にも諸説あり)。もとはアメリカ版Black Sabbathを目指して売り出されたらしいですが、音楽的・歌詞的にあまり共通点はありません。(「重い」というより)「怪しい」という点では似てなくもないですが。スピードナンバーは多くないのですが、例外的に加速しているのがこれでして。因みに、別のアルバムではMC5の「Kick Out the Jams」をカヴァーしていたりもします。やはり「アメリカの」Band伝統を継承しているわけですね。

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  • 〈もう1曲〉Blue Öyster Cult「(Don’t Fear)The Reaper」(ポップな曲調ではあるんですが、聴いているうちに段々不気味な感じがしてくる妙な曲です。これがヒットしたっていうのが不思議だ)

 

(08)UFO「Rock Bottom」(『Phenomenon』 1974)UK

  • 1974年~79年ごろは英国HR冬の時代でした。Deep Purpleが解散し(一度目)、Black Sabbathもdrug問題などで失速。更に英国経済の停滞、パンクの勃興などがあって、レコード会社もHR新人育成に躊躇したそうでして。辛うじて中堅で頑張っていたのが、Thin Lizzy(厳密にはアイルランド出身ですけど)、Judas Priest(後述)、そしてこのUFOでした。デビューは1971年なんですが、その頃はハードR&Rバンドでした。ここから参加のMichael Schenker(独)=ギタリストの影響か、本アルバムからはギターリフとソロが明瞭なHRに変化していきます。私もこの曲を初めて聴いたときは驚きました。冒頭からのリフにしろ2分以上にわたる超ロングGtソロにしろ、70年代とは思えないほど音が“尖って”いたからですね。一方でVoがシャウト系でないのもまたBandの個性となっております。

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  • 〈もう1曲〉UFO「Only You Can Rock Me」(彼らのルーツであるR&Rのテイスト豊かな一曲)<続く>