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Vice Squad「The Times They Are A Changin’」(『PUNK COVERS』)
いつまでも「時のひと」であるBob Dylan……彼を敬愛するアーティストも数多いですが、これはちょっと知らなかった。80年代英国パンク・バンドVice Squad、81年のファースト・アルバムに入ってるそうです。(例によって私はコンピレーションで聴きました。『PUNK COVERS』2002)
最初アコースティック・ギターが掻き鳴らされるので、「おや、原曲の感じでやるのかな?」と思うのも束の間、スネアが「ドン・ドン・ドン・ドン」叩かれると突撃パンクロックに大変身。ヴォーカルはメロディをしっかり歌っているので、元の曲らしさはアリます。Beki Bondage(Vo)さんは、いいシンガーですね、これまで不勉強で知りませんでしたけど……
何度かの中断を挟みつつヴァイス・スクアッドは続いているようで、それ自体凄いんですが、ふと彼女らのオフィシャル・サイトを訪問したら、トップからの誘導で「Ace Of Spades」(勿論Mötörheadの)のカヴァー・ヴィデオに運ばれました。「?」と思って再生すると、カントリー・タッチのアコースティックなカヴァーが飛び出してきてまたビックリ。説明によると、レミーやフィル、ワーゼルと知り合って一緒に飲んだくれたこともあったんだそうな……パンクとメタルの双方から慕われるLemmy & Mötörheadはやっぱりスゲエ。むろん、Vice Squadも追っかけてみる価値ありと再認識しましたよ。