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Nicky Hopkins & His Whistling Piano「Mr. Pleasant」(Various Artists『KINKED !:Kinks Songs & Sessions 1964-1971』2016)
キンクスの「Mr. Pleasant」(1967年のシングル)には、英国ロック界のスーパーSession Manニッキー・ホプキンズがピアノで参加しておりました。同曲でも転がりまくるピアノ・プレイは輝いておりましたが、まさかの「セルフ・カヴァー」が存在した。……って、よく調べたら、同年(1967)の内にShel Talmyの仕掛けでポリドールからシングルで出てたのか。60年代英国ロック界のナンデモアリ振りは凄え。
Nicky Hopkins & His Whistling Pianoのヴァージョンは、インストゥルメンタルになっておりまして、それだけピアノの妙技が味わいやすくなりました。ニューオーリンズのピアノR&B風味か。Nickyのセンスも素晴らしいが、原作者Ray Davies(当時23歳!)の曲作り力はやはり神懸っていましたなあ。